コンサート・オペラ
ドン・ジョヴァンニの夕べ
最高のメンバーで贈るモーツァルトの彩なす世界
2018.11.9(金)
河口湖円形ホールにて開催
プログラム
第一部 W.A.モーツァルト 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」KV 527より
1、奥様、これが恋のカタログです(レポレッロ) Bass:押見春喜
2、娘たちよ 恋をしよう(ツェルリーナ、マゼット) Sop:宮部小牧 Bass:小田川哲也
3、手を取り合って(ツェルリーナ、ドン・ジョヴァンニ) Sop:宮部小牧 Bar:藪内俊弥
4、窓辺のセレナーデ(ドン・ジョヴァンニ) Bar:藪内俊弥
5、彼女の心の安らぎこそ(ドン・オッターヴィオ) Ten:所谷直生
6、恋人よ、さあこの薬で(ツェルリーナ) Sop:宮部小牧
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7、フィナーレ 夕食の用意ができたようだな、最後のお願い、地獄落ちの三重唱
(ドン・ジョヴァンニ、エルヴィーラ、レポレッロ、騎士長)
Bar:藪内俊弥 Sop:宮部小牧 Bass:押見春喜 Bass:小田川哲也
Tap:沙羅
ドン・ジョヴァンニがその居城で華やかな宴会を開いています。ワインに酔い、鳥の丸焼きを貪るジョヴァンニの前に、エルヴィーラが現れ「生き方を変えて」と懇願します。あしらうジョヴァンニ。そこに騎士長の亡霊が現れ、「悔い改めよ」と迫ります。
オペラ「ドン・ジョヴァンニ」の最高のエンディング。最後まで悔い改めを拒否したジョヴァンニは、炎に包まれて地獄へと落ちていきます。タップによる足踏み人力発電でLEDを光らせる地獄の炎が見ものです。
第二部 友情出演
原佳大 ピアノ独奏 と
お話「モーツァルトの死生観」
ピアノソナタ イ短調KV 310
幻想曲ハ短調 KV 475
ピアノソナタ ハ短調KV 457
ときに、かつらをつけてモーツァルトに扮して、お話や演奏をしてくれる原佳大さんは、モーツァルトの全ピアノ・ソロ作品を日本人で初めて演奏した、まさにモーツァルトのためのピアニストを思わせる方です。今回は、どの曲でモーツァルトに扮してくれるでしょうか。
お話はいつも変幻自在。豊かな楽想と同じように、モーツァルトのお話も、生まれ故郷のザルツブルクはもちろん、皇帝ヨーゼフ2世に可愛がられたウイーン、ドン・ジョヴァンニの初演が行われたプラハと、人生のさまざまな局面に及びます。
今回は、母アンナが亡くなったパリで作曲され、母への愛が深く沈殿するピアノソナタ イ短調 KV 310や、父レオポルトの死を身に受けながら作曲を進めたオペラ「ドン・ジョヴァンニ」のことなど、にからめて、モーツァルトの死生観について、語ってくれると思います。